2015年10月4日日曜日

「メモリアルフォト」・・・(身近な風景)

秋晴れの日曜日。

青い空に浮かぶ雲。




玄関わきのコスモスはさわやかな風に揺れて・・・
コスモスの根元には あの娘(こ)のおやつになるはずの紫蘇が、
摘み取られるのも忘れた紫蘇の葉が大きくなっている。

食べたいと待っているときに間に合わず、
今になって葉っぱが大きく・・・摘まないから当たり前だけれどね。


本当に今日は穏やかないいお天気。

今日はね、イベントに行ってきたのです。
紅葉見物にはちぃと早い・・・からね、「イベント」に行ってきたのです。
なんの「イベント」かって?
それはね、それはね・・・・・ とある「葬儀場」主催の「イベント」。

この時期にあちらこちらの「葬儀場」が「イベント」と称して
施設内・祭壇の見学やら 屋台での飲食のサービスで
「会員」のお誘いをするのです。

ほら、結婚式場でもここ最近、土日なんか披露宴料理を提供して
施設やサービスの見学会・模擬結婚式をやっているでしょ?
それの「葬儀場」版というところでしょうか?

「入棺体験」なんて言うのもありましてね。
生前に「入棺」すると長生きすると謳いまして…
イベントのひとつになっていました。

あっ、σ(^^) わ・た・し?
「入棺」体験はパス。 わたしだけならいいけれど、
他人の見学者のに覗かれるのもねぇ・・・・。

模擬祭壇の画(え)を撮るのをすっかり忘れ・・・・・

「入棺」体験もせず「祭壇」も見ず、写せず。
じゃぁ、何しに行ったかって?
それはね、「メモリアルフォト」撮影。
プロのカメラマンが「遺影」を撮ってくれるというのです。
個人的に撮影スタジオに行って撮影したら、
それこそピンキリかもしれませんが〇万円はかかるだろうと。

「祭儀場」のサービスでワンコイン。
先月は、無料だったっけ・・・・ こんな時に一枚撮っておこうかなって。

スナップ写真引き伸ばされてピンボケの「遺影」掲げられるのもねぇ。
若い子の真似をして、事あるごとに何枚か「自撮り」はしているんですが、
一枚として満足するものがいまだにない。

しかめっ面、顔の上下左右のどこかしら欠けた顔。
だらりと下がった口角。
陰になるほどのほうれい線。

それならば、一枚くらい用意していてもいいかもね。って。

ねぇ、「遺影」の枠ってやっぱり黒?




別に黒や白にこだわらなくても本人の好きな色でいいんだと思うのね。

「メモリアルフォト」撮影はプロのカメラマンが撮ってくれたんだけれど、
メイクまではねぇ・・・・顔はいつも通りに自分流のメイク。
ヘアーセットがうまくいかず、撮影するときには髪のうねりが
変なところに出ているし・・・・

何枚か連写気味に撮って、仕上げの画像をカメラマンとチェック。
どれが一番本人が気に入ったか、プロの目でどれが写りがいいか。
そしてなんといってもどれが修正しやすいか・・・・
o(〃^▽^〃)oあははっ♪

口角左右均等に少し上げて、ほうれい線の影を薄くして、
etc.etc.・・・・・・・・
いやぁ、カメラと連結しているPCに修正ソフトがしっかり入っている。
極端に修正してしまうと「????!!!!」になってしまう。
チョコッと、チョコッと。
他人が気付かない程度に「若く」。( ´艸`)ムププ

出来がどんななのかなぁ。
気に入らなかったら、来年も撮ってもらおう。

これって今風に言うと「終活」の一つ?

ありゃりゃ\(^o\) (/o^)/こりゃりゃ



ほらね、母はこんなに笑うことできるようになったよ。
ひとりで車の中でね、音楽かけながら
ひとりでお風呂の中でね、シャワーの音に混ぜて
時々泣いちゃうけれど。

車の中にはね、エアコンの風が直に当らないようにって
キャリーバッグに掛けた毛布がシートに残っているし、
お風呂場にはね、始末し忘れた毎朝の拭き拭きマッサージの
タオルがかかったままだし。

時々泣いてもいいよね。
ね、USAKOさん。

2009.9.14





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