2010年7月14日水曜日

ラパン・アジルの偶然(身近な風景)

7月10日(土)から始まった「モーリス ユトリロ展」。
12日に行ってきた。開会初日の土曜、翌日曜は混むだろうと。
週明け12日の月曜は案外隙間かも・・この後ぐずぐずしていたら
学校関係の夏休みに入り、これまた混むかも。
あまりお天気はよくなかったけれど、
「えぇい!出かけてしまえ!!」と自分に気合を入れる。

途中、結構な大降りなった雨の中、高速道路に車を走らせた。
モーリス ユトリロ」・・・構図的には主にモンマルトルの街の
路地、路地を中心にした風景画が多い。
その路地、路地の絵を次々と観ていくと、まるでその路地に
佇んでいるかのような・・・「ストリートビュー」感覚を持った。
ちょっとこの奥を覗いてみようか・・・と、
ひょいと首を傾け、路地の奥に目線をやる。

絵画は個人の好みの「好き嫌い」がはっきりしていると思う。
ユトリロ」の今回の展示会でわたしは
ラパン・アジル、モンマルトル」が気に入った。
絵画そのものもそうだけれど、なんといっても「ラパン・アジル」の
その言葉の響き。
酒場の店名だという。その酒場の建物を書いている作品。
ラパン・アジル」・・・画家のアンドレ・アジルがその酒場の看板を
描いたそうな。そしてその看板とは、なんと、
鍋からうさぎがまさに今跳びはね出ている絵だそうだ。
その看板は「跳ねうさぎ」とも言わわれているらしい。
アンドレア・アジルが描いたから「アジルのうさぎ」=
ラパン アジル」となったとか・・解説にあった。
この「ラパン・アジル」。描いた本人の「ユトリロ」さんも
お気に入りか、雪を積もらせたり、アングル違いだったりで
同じ酒場の建物を何枚も描いている。
ラパン・アジル」フランス語的でいい感じ・・。 

パリのコブラン路地・・・コブラン織を思い出す・・
しっかりと織物工場の腐臭漂う云々の解説付き。
自分のお土産に迷いに迷った果てに
サン=ドミニク通りとエッフェル塔」のマグネットを買ってきた。
そんなに気に入ったなら「ラパン・アジル モンマルトル」にすれば
よかった・・・?うぅ~ん・・なんとなくこっちを選んでしまった。

この美術館、いつも行くたびに迎えてくれる
このふっくらした「母子の像」。ほっとする。
つぎの開催催し物は「ポンペイ展」
行くかどうか・・・・
わたしの興味の範囲には・・
ちょっと外れているかな。








そして、この「モーリス ユトリロ展」で偶然の出会いがあった。
観覧中に横に立った女性(ひと)・・(・・?あれぇ(・・?
似ている、似ている・・・何気なく反対側に回り込んで
反対の横顔を盗み見る・・・似ている、似ている・・。
似ています。もう一回もとの位置に戻り・・
なんせ、その女性(ひと)は絵画を観ているから
正面の顔は 確かめられない。わたしも目の前の絵画を観る。
そしてささやく・・「〇〇さん・・・」と。
人違いならわたしのささやきで反応しないだろうと・・。
ところが一瞬にして反応あり!わたしのほうを向いたその顔は、
奇遇!!偶然!!友人でありました!!
待ち合わせして時々ランチをする友人でした。

今日は待ち合わせしたわけでもなく、♪^^)(^^♪
この偶然を喜び合い、ランチを共にしたのです。
電車で来たという友人を送りがてら一緒に帰ることにした。
往きはひとりドライブ。帰りは同行者が出来た。
鍋からうさぎが飛び出して・・偶然を与えてくれました
(こじつけすぎ?なぁ~んの関係も無いだろう)


      「Au Lapin Agile」(跳ねうさぎ)
                 (ジルのうさぎ)


お帰りにポチリ、ポチリとクリックして行って下さいなm(__)m
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ人気ブログランキングへ

0 件のコメント: