大納言小豆の棹菓子です。
「をちこち」・・・両口屋是清
むかぁ~し、昔になります。まだ幼かった私。
母が、名古屋の母の姉・・伯母・・のところへ姉と私を連れて行ってくれました。
新幹線が開通する前・・・東海道ではありません・・のこと。
信越本線を通るルートで行きましたっけ。
横川駅の駅弁「峠の釜めし」が楽しみでした。
「峠の釜めしおぎのやドライブイン横川店」 の ディスプレー ちなみに私の参照記こちら |
名古屋城や、叔母の家の記憶があります。
叔母の家にはオウムがいて、「あなたぁ~♪、あなたぁ~♪」と呼びかけるのです。
誰もその呼びかけに返事をしないと
「あなたぁ~♪ あなたぁ~♪」と、甘い「あなたぁ~♪」の呼びかけも
「あなたっ!!あっなったっ!!」と怒りが入ってきます。
しまいには、「あなたっ!、あなたった!!あなたったたた・・・」と。
とどまるところ知らず連発。
伯母のところに来る以前の飼い主の会話だったようです。
どんな家庭だったんだろうなんて、子供心に思ったものでした。
そんな記憶が、今の私よりも若かった母と伯母の姿を思い出します。
久々に会った伯母と母。
仲良く夜の観劇に出かけたことも思い出しました。
その観劇の帰り土産に買ってきてくれたのが「をちこち」。
実際は子供への土産というよりも、帰ってきた伯母と母が、
一休みのお茶をいただくための「茶菓子」だったのかも。
ご相伴にあずかった子供の私たち。
「なんておいしいお菓子だろう」って、感激・・
(私は観劇にいっしょに行きたかったのでした)
今現在ほど、和洋菓子が何不自由なく手に入るという時代でもなかったし、
バリエーションもなかった子供時代です。
なにせ、街の1~2ブロックごとにコンビニがある今の時代とは違いますからねぇ。
まぁ、とにかくその一口目の美味しさが忘れられず、
「名古屋土産」といえば、私にとって「をちこち」。
「名古屋土産」・・外郎(ういろう)でもなく、
「名古屋土産」・・きしめんでもなく
「名古屋土産」・・煮込みうどんでもなく
「名古屋土産」・・名古屋コーチンでもなく
「名古屋土産」=「をちこち」なのです。
ところが、名古屋方面出張の家人に「をちこち」を頼んでみたのですが、
「見つけられなかった」という返事をもらうこと度々。
「をちこち」という名前を覚えていかないのが大きな原因だと思うのですが。

「をちこち」を見つけられなかったといわれるたびに、
余りにも遠い昔のこと、幼かった子供のころのことで
わたしの記憶違いかと思ったものです。
子供の当時、「をちこち」という言葉が強烈に記憶に入ったのですが。
まぁ、そんなこんなで、「をちこち」を手にすること、口にすることなく
〇十年過ぎてしまいました。・・・ネットでお取り寄せということさえ無く、
わたしの「をちこち」という記憶の入った引き出しさえ開けることがなかったのです。
ところが先日、とあるデパートの『全国銘菓』コーナーで
「をちこち」を目にしたのでした。
何回か立ち寄っていたコーナーでしたが、「をちこち」の記憶の引き出しを
開けるまでにはいかなかったようです。
『全国銘菓』コーナーへ立ち寄ったその日の目当ては、
福島の「かんの屋」の「家伝ゆべし」だったのですが、
売り切れの上に、その日は入荷日2日前だったのでした。
ありゃりゃりゃと少々(;-_-) =3 ガックリ。
目線をキョロ(゚.゚*)(*゚.゚)キョロ
その時目に留まったのが「をちこち」の文字。
「をちこち」・・うん?「をちこち」?ヽ(~~~ )ノ ハテ?
あれぇ・・・????なんだか懐かしいような気がするけれど…
「をちこち」??????
(゚O゚;アッ! 記憶の引き出しが開いたのです。
「をちこち」の記憶が入っていた引き出しが開いたのです。
「をちこち」→「名古屋」→「母」→「オウムのいた伯母の家・池のあった伯母の家・
母と姉との列車の旅・峠の釜めし」etc.etc.・・・・・・
一口食べて、さぁて、この味があの当時感激した味だったかというのは
正直定かではありません。
子供のころにたった一度口にしたものでしたから。
今のこの年齢で口にしましたら、優しい甘さ。
今の子供ならば、甘さが足りないかも・・
大人の甘さですもの。
当時の子供の私には、うんと甘く感じた時代だったのかしら?
(当時から甘さ的に変わりない製造だとしたら。
時代とともに、製造にも工夫を凝らし、
その時代の甘さで製造されているのかもしれません。
・・・・・・・・あくまで私見です)
上にかかったそぼろ状こしあん。
竹製のフォーク(?)楊枝(?)で、口に運ぶ分だけサックリと
切り分ける・・・ハラハラと数粒落ちるそぼろ状のこしあん。
ずっしりと重い粒あんの羊羹を挟んでいます。
名古屋って、あずき類好みますよね。
ほら、喫茶店のモーニングトーストに小倉あんが付く。
まぁ、「をちこち」と関係ないか、それは。
それにしても、開けることがなかったかも知れない『引き出し』。
子供のころの自分と母の姿を思い出した日でした。
見上げた窓は冬の空に日が傾き、雲が夕日に染まりかけていました。
見上げた空の雲、近いようで手の届かないほど遠いです。


★頂いたコメントの返信
*まりりんさんへ
コメントありがとうございます。
「をちこち」・・・本当に遠い記憶です。
子供のころに食べたきりの記憶。
「をちこち」の名前さえ記憶に間違いないのかというほど。
たまたま名古屋出張の主人。
わたしの記憶も定かでない「をちこち」という名前を
言われた主人もいい加減に「記憶」していたんでしょうね。
名物のお土産をいっぱい見ても「をちこち」という言葉に結び付けるほど
頭の中にメモしていなかったってことです。
今は、食べたくなったらデパートへ行っています。(#^.^#)
北海道の出張時には、A社の商品でなくてB社のものだからね。
と念を押しているにもかかわらず、
頓珍漢亭主、逆に覚えていて、買って来てほしくないA社のものを
お土産買ってくることもありますよ。
たんに間違いか!嫌味か!・・・・我が家の一コマです。
まりりんさんのご主人、ゴルフ帰りに「おちこち」でしたか?
粒餡はうっかりなさったのでしょう。
上のそぼろが漉し餡だったので、お買いもとめたのでは?
喧嘩の最中で、リクエストがなかったけれど、
お土産を買ってくるご主人。お優しいですね。
喧嘩しているときは、ゴルフバッグにお土産リクエストの
メモを入れておくなんていかがです?
(2014.4.16am4:48 追記)