2013年1月22日火曜日

救い・・それでも、にんげんどもめ!!(身近な風景)

・・・追記です。

「犬と命の物語~どうぶつと生きる社会~」BSスカパー1月19日pm8:00~より放送済み



番組の中で「救い」の挿入があった。

「福島原発事故で犠牲になった犬たち」・・
取り残されたり、仮設住まいの飼い主と住めない犬に手を差し伸べている
『動物救護隊にゃんだーガード』 本多明氏
自らが、阪神淡路大震災に合われた経験を持つ
日比輝雄・優子ご夫婦は、ボランティアとして、福島の避難区域の
取り残された犬たちに、実費でエサを与えている。
飼い主が戻ってくるのを、鎖につながれたまま待っている犬たちを
車で回ってエサを与え続けている。

『国際セラピードッグ協会』・・大木トオル氏保健所で殺処分待ちの犬を引き取って
「人に殺されかけた犬が人を救う」という考えのもとに、
アニマルセラピードッグとして、再び人間とのかかわりの犬生を与えている。

番組を見て初めて知った。
・・・ペットのオークション。
子犬がオークションにかけられる。
無理な交配で生まれてくる「異常犬」。
・・他の犬より別な毛色がほしい。もっと小さな犬がほしい・・・
人間のエゴで生まれてくる「異常犬」。
もちろん、オークションで売れ残る。
オークションで売れ残った犬たち、
最初から売れない障害をもって生まれてきた犬たち。
そんな犬を
里親、引き取り手を待ちながら、
シェルターで180匹程も世話し続けている
『全国ペットパーク流通協議会』の上原勝三氏

まだまだ多くの方々、数多くのボランティア・動物救済の団体が
人間のエゴの犠牲になった犬たちに手を差し伸べておられる。
頭の下がる思い。

殺処分される犬たち、
番組の中ほどに挿入された『救いのエピソード』
体を硬くしてTV画面を見ていたわたし。
少し肩の力が抜けかかった。


それでも、最後の場面。
「殺処分」の前の最後の食事。
無心に食べる犬たち。それが最後とも知らないで、無心に食べる犬たち。
それを見つめる職員たちのやりきれない気持ち。

「鎮静器」と呼ばれる金属の箱に、
犬たちをを機械が自動的に押し入れる。
そこに閉じ込められた犬たち。
ガラス窓(?)から外を覗く犬たち。
その犬たちの目には何が映っていたのだろう?

これから自分の身に起こること、
ガスが出てきて悶えながら窒息死する・・・知る由もなく、
外を見ていた犬たち。



エサ代にと寄付しての自己満足。
TVを見て「せつない!」と嘆いての自己満足。

そんな私に対して、
私自身が何ほどのことをしているか・・・
お叱りを受けることも
疑問をお持ちの方がおらることも承知で書いている。



   

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

こんにちは。

保健所で安楽死
(参考までに、人間以外の動物の死を全て安楽死で、人間のみ尊厳死です。ご存知だと思いますが書かせて(打たせて)頂きました。)
は善か?悪か?ですが、答えはないと思います。

少し、筋道を立て検証しながら進めさせて頂きますと、仮に保健所がないと仮定致しますと困るのは人間で、世界で一番多い死亡率は確か狂犬病??で、飼えない犬(わんこ)の引き取り場所のイメージですが、野良犬から人間を守るためになくてはならない施設です。
なので、飼えなくなり野良犬を増やすより保健所での安楽死で人間の生活を安定させるには必要な状態です。

次に、買えない犬の施設ですが経済学の原理からご存知の、需要と供給の比率(バランス)の交差点が思惑どおりに働いていません。
つまり、ココが問題の争点です。
ここに市場の原理が働かない限りいくら頑張っても解決は出来ないと考察致します。
ここに、官と民が協力することがこの問題の根本の解決だと推論致しました。

なので、出口の場所(保健所)を悪と見るのではなく、そもそも論の入り口である問題点の出発点は何なのかが重要だと推察致しました。

この問題で医療現場の尊厳死でのオランダの論文に触れたかったのですが長くなりますので、省略させて頂きました。(笑)