病室窓からでした。
病室の天上はカーテンレール。
病院独特のカーブしているカーテンレール。
患者ベッドに寝転んで見上げた天井。
ばね指・・・ではなくて、
スワンネック。
手術前の点滴。
手術時間は1時間ちょいと。
手術室に向かって病室を出てから手術終えて病室に戻るまで、
おおよそ2時間でした。
麻酔は局所ですが、首の付け根の鎖骨辺りに麻酔薬注入。
手術中、麻酔が効いて感覚のない自分の腕が、
上に上がっているような・・・実際は肩から真横にまっすぐにのばして
Dr.達に委ねているはず。
なのに、腕がまっすぐ上に上がっているという不思議な感覚。
おまけに手術が進むにつれて、腕が自分の胸の上にあるような感じになってきた。
実際、胸の上で腕の重さを感じたのです。
ばね指の手術の時は、局所も局所、指一本という麻酔だったものですから、
痛みはないものの、メスで切開される感覚、
切開した部分をが広げられる感覚。
最後に腱を引っ張って確認している感覚。
すべて感じましたが、今回は腕一本が感覚をなくす麻酔。
指で何が行われているか、全く手術中は感覚なし。
ただ、脳が指・腕のこれまでの経験している感覚の引き出しを色々出してきたのか、
上に上がっている感覚や、自分の胸の上にあるかと錯覚した様で、
重さまで感じる信号を発していたようです。
手術の当夜は、一晩中腕を上につるしました。
むくみが出ないようにということです。
感覚がないから、すっぽりと入れられた「福子(ふくこ)」(三角筋のようなもの)から
抜け出てしまいました。
感覚のない自分の腕一本、もう片方の片手で持ちあがらないのです。
肩から指の先まで感覚がなく、弛緩したままだらりとぶら下がるだけ。
その重いことと言ったら、初めての経験と感覚でした。
中学の頃、脛の骨を折ったことがあります。
その時は、腿の付け根から足の先まで石膏ギプスで固められました。
でも、ギプスの中では感覚があるので、ただただギプスの足が重いだけ。
何とか自力でギプスの足を持ち上げて移動できたのですが、
今回ばかりは全くダメ。
腕を持ち上げて福子のなかに戻そうとするのですが、
ただただぶらりと下がる腕一本。
ナースコールを押して、
「腕が抜けました。入れてください。」
(抜けたといっても「脱臼」じゃないですよ)
マイクロサージャリ・・・
今回わたしが受けた施術です。
術後一晩過ぎたら、痛みはほとんどなし。
今回の私の手術内容的になことは、こちらを参照ください。
ちなみにね、ばね指手術後の時の包帯の指の画(え)は
どちらもわたしにとっては「愛おしい手」。
抜糸後は、指一本に副木と包帯。
関節固定の金属が指の中にあります。
もう少ししたら、チョッコッと麻酔掛けて、チョコッと切開して(2mm程)
金属は取り出すそうです。
抜糸後・・・
青っぽい線が 手術切開の痕 |
抜糸した後、ほぼないことのようですが、傷口が開かないようにと。
まぁ、念のためというわけです。
中指の第二関節。
膨らんだ箇所、関節固定の金属が入っているのです。
これを抜去します。
お立ち寄りの記念にポチッと押して下さったらうれしいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿