2011年5月11日水曜日

やりきれない記事・・「身近な風景」

今朝悲しい新聞記事を読んだ。

なんともやりきれないものだ。
人間のしでかしたことで犠牲になるのはいつも物言わぬ「動物」たち。

福島原発での一時帰宅…昨日実施された一時帰宅。
読売新聞社会面13版では一時帰宅の「警戒区域へ同行」として
「愛犬との悲しみの・・」署名入りのリポートが載っていた。

読売オンラインでは社会面福島原発特集の一時帰宅・・・掲載。
一時の避難かとご主人の帰りを待ち続け・・繋がれていたのだろう。
待って待って、それでも待って・・・
ご主人はいつか帰ってくると待つつづけ・・・・
ようやく意地帰宅で戻ってきたご主人を待っていたのは
子犬と一緒に体を丸めてすで硬くなっていた愛犬の亡骸。
親子犬。

飼い主もどれほど戻っていきたかったか・・。
避難場所に連れてきたかっただろうとは・・悲しい悲しい物語がここに。


原発・・・犠牲になったのは人間だけではない。
こんな話まだまだあるのだろう。
報道さえされなくて、だれも知らないところで
ひっそりと『お月様』に帰っていくペットたち。
人間優先・・・あなたならどうする?あなたならどう思う?
わたしならどうする・・わたしはたまらなく悲しい。

答えの出ぬまま、答の出せぬままただただ悲しい。
避難者でもなく、震災被害者でもない今の私。
ずるいと言われようが、ただただ悲しい・哀しいというしかない。

まだまだ『震災』での犠牲になられた方の行方不明者もおられる。
哀しみに打ちひしがれておられる方も多くおいでだろう。
行方不明の身内を待ち続けておられる方もおいでだろう。
物言わぬ動物たちもその陰にいる。

いつか読売新聞記事の秋田の親子犬の「殺処分」に触れた
「編集手帳」で担当記者が最後に「偏屈な哲学者にならって
「人間目!」とつぶやく。と結んでいたが、

ここでもわたしも『人間め!』とつぶやいてみる。

 「2009・2・20」
 「2009・2・25」

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*Edyさんへ。
  なんともやりきれない・・ただただこの言葉だけです。
  信じていたものに裏切られた・・いいえ、きっと親子犬は
  飼い主を信じ切って逝ったと、せめてそう思いたいです
  飼い主の方のお気持ちも察するに余りあるものがあります。
        (5/11 Pm3:00追記)

1 件のコメント:

Edy さんのコメント...

私も読みました。
読売新聞を購読しているので、朝から号泣しました。
犬達は、飼い主を信じて待っていたんでしょうね。
2頭が丸く身を寄せ合って死んでいた姿を見たときの飼い主さんの気持ちを思うと…。
行政が早期に動物保護に乗り出せば、或いは帰宅を早期に許可すれば、救えたはずの命なのに!!
同じような悲劇が無数にあるのでしょうね…。