2011年3月15日火曜日

「激甚地」の陰に隠れたもうひとつの「激甚地」とグリーンツーリズム?

「東北・関東 大震災」・・地震、津波の傷跡も生々しさを
残している映像が流れる・・・言葉に言い尽くせないほどの
悲惨さが、日に日に大きく明確になってくる。
そして今またその混乱と悲しみの中に追い討ちをかけるように
『福島原発』の放射漏れが起きた。決して起ってはならないこと。
あらゆる事故に対応できる手順・設備を整えていたはずの、
いや、整えていなければならなかったはずの『原発』。
恐怖の真っただ中いる被災者を、悲しみの底から這い上がろうと
している被災者を、再び恐怖と混乱の中へ突き落とす・・
今度は被災地だけですまないくらいの人々の不安を掻き立てる。

「計画節電」(「輪番節電」)の「東電」の指揮系統のお粗末さ。
みんな混乱しているのは分かるけれど、プロならプロらしく
各部署の連携さえないのでは・・・?と思われるようなお粗末さ。

そんななか、本日読売新聞朝刊の記事に
「68時間ぶりに乳児救出」という見出しが載った。
生後4ヶ月の女の子。救出した自衛隊も笑顔。
救出された女の子の父親は
「こうやって色々な人が助けてくれるだけでもありがたい」と。
(読売新聞3月15日社会面12版抜粋)

ところで、「東北地方太平洋沖地震」の陰に隠れてしまったけれど、
同じ「激甚」の国の指定を受けた地震。
3月12日、未明3時59分頃発生した、
「長野県北部を震源とする地震」。新潟県十日町・津南では
震度6を観測。その後も数十回の地震が発生。
近隣住民は避難生活。

道路はひび割れ、

この地は豪雪地帯。雪崩・土砂崩れが相次いだ。

すばやく行政の対応・・・建物の危険度測定が始まった。。

「東電」の『柏崎原発』は異常なし・・運転継続だそうだ。
新潟県「防災グリーンツーリズム」を宣言。
「東北・関東大震災」の被災地に県職員・各市の職員を派遣。
食料・毛布・簡易トイレを輸送。
そしてその「防災グリーンツーリング」の実行に踏み切った。
「新潟県中越地震」のときと同じように、被災地の人々を
一定期間受け入れる、旅館・民宿に協力を依頼。
そして新潟市の市営住宅で仙台市内の被災者を受け入れる
100戸に準備が整ったそうだ。無料だそうだ。
水道・ガス器具の交換。浴槽の交換も終えたとか・・・
後は被災地側の行政の「ゴーサイン」を待つのみという。
そう、自身の県内で「激甚」指定を受けた地域を持つ県民が、
「お互い様」といたわり合い助け合う・・・「秩序ある日本人」と
「思いやる日本人」。
ほんと、ほんと、まだまだ捨てたものじゃないどころか、
胸を張って「希望のある救出が続くように。そして同時に
復興に向けてお互いを信じて生きていける」と言える。
 
ただ残念なことに、震災に便乗した窃盗が起きている
  事実がある・・「卑劣」と読売オンラインで報道

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