2011年3月12日土曜日

災害の中の日本人気質(身近な風景)

地震に襲われ、災害に襲われ、不安と恐怖の中。
被災地の人々は・・・
「官」の救援が間に合わないのか、食べ物を買い求めて
コンビニ・スーパーへ行く。
そこではきちんと並んでレジを待つ人々。
不安と恐怖と混乱と、その中でもしっかりと順番を待つ行列。
特にこんなときは「遅い」とか文句をいう人もなく、順番を待つ。

我先にと・・「お祭り行事」でもない限り、混乱があればあるほど
しっかりと順番を守って並ぶ。それが「日本人」。
2005年12月22~23日にかけて
「新潟大停電」といわれるものがあった。
そのときも真っ暗なコンビニ・スーパーで「懐中電灯」や「乾電池」
「飲食料」を求めて真っ暗な中に人々は並んだ。
店員は電動レジは使えないから、携帯電卓で販売金額を打ち出す。
人々はじっとそれを待つ。
後ろの人の顔も満足に判別できない暗闇の中。
人々はジッと並んで十分の順番が来るまで並んで待つ。
略奪も暴動も起こらず、じっと順番を待つ。

福島県いわき市の給水場でも300mほど人々が並んでいると
報道があった。並んでいる人たち全員に、ここでの給水場では
行き渡らないかもしれないと言われているにもかかわらず、
人々は一歩一歩前に進んで自分の順番が来るのを待っている。
自分だけでないのだ。みんな同じに被災しているのだと。
列を乱すことなくならんでる。
     これが「日本人」。

救済活動がスムースに行かず、長引けば「疲労」で気持ちも
すさんでくるだろう・・・・それでもそれでも「日本人」。
絶対にこの災害から「立ち上がる」ことができる。

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